ついにこの時が来た!
怪我でプレミアリーグ・アーセナルを退団した冨安健洋選手が、オランダ・エールディビジの名門アヤックスと契約したとの報道があった。
アヤックスといえば、サッカー界のレジェンドであるヨハン・クライフ氏が所属したクラブで、過去にはチャンピオンズリーグ(当時はチャンピオンズカップ)制覇も成し遂げている。
エールディビジの3強の一角として、毎年優勝争いをして、チャンピオンズリーグにも出場する常連だ。
そんなチームに冨安健洋選手が加わる。
チームメイトには、同じDFの板倉滉選手もいる。
もちろん、膝の怪我に対する不安があり、チームも慎重に起用しなければならないだろう。
チームにフィットするには時間がかかるので、すぐに活躍できるということはないかもしれない。
しかし、ワールドカップを控えて実戦に戻れる環境になったのは大きい。
どんなに素晴らしい選手でも、実践感覚を取り戻さない限りは大舞台で活躍することは難しいからだ。
冨安健洋選手も、もちろん分かっているから声を掛けてくれたアヤックスの誠意に応える決断をしたのだろう。
DFとしてすべてのポジションをこなし、DMFでもプレイできる冨安健洋選手は、万全の状態であればどのクラブでも欲しい選手だ。
歴代の日本代表DF陣の中で、おそらく最も優秀な選手であるとも言えるだろう。
だからこそ、膝の怪我への対応は慎重にしてほしいところだ。
一部では、アーセナルの医療スタッフに対する疑念が生まれていた。
冨安健洋選手の怪我の状態を把握していながら、完治していないにもかかわらず出場させたのではないかという疑いだ。
もしかしたら、冨安健洋選手からの希望で出場したのかもしれない。
でも、それは推測の域を出ない。
もう過ぎたことを言っても仕方がないので、アヤックスの医療スタッフそしてフロントが冨安健洋選手の状態をどのように考えているのかが重要だ。
ワールドカップまで約半年の今、冨安健洋選手が万全の状態で臨めるようになってほしいものだ。