④履歴書と職務経歴書の違いと効果的な書き方

転職活動では必ず提出を求められる「履歴書」と「職務経歴書」。

どちらも自分をアピールするための大切な書類ですが、役割や書き方のポイントは大きく異なります。
ここでは両者の違いを整理し、効果的な書き方のコツを解説します。

1. 履歴書の役割

履歴書は「応募者の基本情報を伝える書類」です。
氏名・住所・学歴・職歴・資格・志望動機など、応募者のプロフィールを簡潔にまとめたものです。
企業側は履歴書を通じて「どんな人物か」「最低限の条件を満たしているか」を確認します。

履歴書で特に大切なのは「誤字脱字がないこと」「空欄を残さないこと」。
丁寧に書かれているかどうかは、応募者の誠実さや基本的なビジネスマナーを測る材料となります。

2. 職務経歴書の役割

一方、職務経歴書は「これまでの経験や実績を詳しく伝える書類」です。
履歴書が「自己紹介」だとすれば、職務経歴書は「自己PR」に近いものといえます。
仕事内容や担当業務、成果を具体的に書き、企業に「自社で活躍できる人材かどうか」を判断してもらうことが目的です。

職務経歴書に決まったフォーマットはなく、自由度が高い分、工夫次第で大きな差がつきます。
見やすさやわかりやすさを意識して作成することが重要です。

3. 効果的な履歴書の書き方

  • 学歴・職歴は最新からではなく古い順に記入

    学歴は高校卒業から、職歴は入社から順に書くのが一般的です。 
  • 志望動機は具体的に

    「御社の企業理念に共感したため」だけでは不十分です。
    「これまでの営業経験を活かし、御社の新規開拓に貢献したい」と具体的に記しましょう。 
  • 空欄をなくす

    書ける資格や自己PRがあれば積極的に記入し、ブランクが目立たないようにします。

4. 効果的な職務経歴書の書き方

  • 業務内容を簡潔にまとめる

    ただ「営業を担当」ではなく「法人営業として新規顧客開拓を担当し、年間○件の契約を獲得」と数字を交えると説得力が増します。 
  • 成果や工夫を強調する

    「業務改善を行い、処理時間を20%削減」など、取り組みや結果を具体的に書きましょう。 
  • 読みやすい構成にする

    箇条書きを用い、見出しをつけると採用担当者が短時間で理解しやすくなります。

5. 履歴書と職務経歴書の組み合わせで伝える

履歴書で「人柄」や「基本情報」を伝え、職務経歴書で「実績」や「スキル」を示す。
この2つを組み合わせることで、応募者の魅力を多角的にアピールできます。
特に転職では職務経歴書が重視される傾向があるため、力を入れて作成することが重要です。

まとめ

  • 履歴書は基本情報を簡潔にまとめる「自己紹介」 
  • 職務経歴書は経験や実績を詳しく示す「自己PR」

この違いを理解し、それぞれの役割に沿った書き方を意識することで、採用担当者に「会ってみたい」と思わせる書類になります。
転職活動の第一歩として、丁寧かつ戦略的に準備を進めましょう。

小さい会社 社長が嫌い

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