年収は減ったけど満足している話

転職を経て今の職場に移ってから年収は正直なところ下がりました。それでも私は今の仕事に大きな満足感を得ています。そう感じる理由として、私にとって収入以上に大切な点が2つあります。 ・良好な人間関係 今の職場では人間関係にとても恵まれています。困ったことがあれば気軽に相談でき、一人で抱え込まなくてもいいと自然に思える雰囲気があります。もちろん仕事毎に担当の割り当てはありますが、「それはあなたの仕事でしょ」といった態度をとる人はいません。 このように、誰もが他人事ではなく、チームとして協力し合う姿勢を大切にしています。一緒に取り組んでいこうというスタンスが浸透している職場ではないでしょうか。 この環境に身を置いて改めて思うのは前職との大きな違いです。以前の職場は個人主義が強く、他人に協力を求めることさえ気が引けました。そのような背景もあって、私は適応障害を発症しています。誰にも相談できず、一人で悩み続けていた日々は本当に苦しいものでした。 でも、今はこういったチーム主義の職場で働けているからか良好な精神状態で働けています。まだ今は助けてもらうことが多いですが、いつか助ける側に回って恩返ししたいというのがモチベーションになっていることは間違いありません。 ・短期離職以外を評価 前職は1年未満という短期間での離職となりました。しかも次の職場が決まる前に退職が先に決まったため精神的な不安も大きかったです。一般的に短期離職の経歴となると、書類の段階で落とされてしまうことも多くなるのではないでしょうか。 そうした中で、今の会社は私を特別視せず、きちんと向き合ってくれました。退職理由や在籍期間の短さだけで判断することなく、これまでのキャリアや人柄を見て評価してくれたのです。この姿勢に私は救われました。 無職期間を挟むことなく次の職場へ移ることができたことで安心感も得られました。それ以上に、「自分という存在を見てくれる会社がある」と思えたことで、前向きな気持ちを取り戻すことができたのです。今ではこの職場で働けていることに喜びを感じていることに加え、短期離職の経歴に関係なく採用してくれたことに感謝も尽きません。 これら2つを総じて、もちろん年収が下がったことに対して不安がなかったわけではありません。けれども、心身の健康を取り戻して今の環境で働けることには何にも代えがたい価値を感じています。あのとき、勇気を持って一歩踏み出した自分の選択は間違いではなかったと今は胸を張って言えます。

職場 裏切り 人間不信

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